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「プリンタブルセンサーコード」で日本酒の海外輸送実証実験を行ないました
2019年3月19日

この度、弊社が参画しております「プリンタブルセンサーコード技術研究組合(以下PSC組合)」の実証実験を行いました。

 

日本酒を輸出する際、温度管理ができる特殊なシールを使って、輸送中の温度変化を観測する実証実験が、つくば市にある酒造会社の協力のもとで行われ、この様子はNHKでも放映されました。
日本酒は高温で保存すると味や風味が損なわれるおそれがあるので、適切な温度管理が必要となります。実験では、34度以上になると色が変わる特殊なインクを使用したシールを日本酒の瓶に貼付け、輸送後にシール表面のコードをスマホアプリで読み込んで、輸送中に気温がどのように変化したかを確認します。

この技術が実用化すれば、シールによって安価で手軽に日本酒の適正な温度管理ができるようになると期待されています。
この特殊なシールには、PSC組合の開発した技術が使われおり、弊社はその製造を担当させていただきました。

 

 

近年、物流において品質面での温度管理に対する意識が非常に高まっています。
今後とも是非、当組合の動向にご注目ください。

「鉄道ジャーナル」2019年4月号
2019年3月5日

2/21発売「鉄道ジャーナル」4月号に掲載されている、鉄道ライター・中西あきこさんの連載コラム ”されど鉄道文字PLUS” について、弊社が取材協力をさせていただきました。


駅表示や車両標記といった鉄道をめぐる文字を追い続け、「鉄道文字」の歴史や特徴について研究し、執筆されている中西あきこさんが今回テーマにした内容は「きっぷの活字」です。
きっぷの製造方法や、きっぷの券面に印刷されている文字の歴史など、鉄道ファンには大変興味深い内容となっています。

 

後日、取材された中西さんから感想をいただきました。
『壁面をびっしりと覆う文字。工場の一画に、活字が整然と並んでいます。時間をいただいて、この中からゴシック体の「円」を拾いました。
ようやく探しあてると、細い木枠の内側には、同じ漢字がいくつも重なっています。よく見ると、文字の縦横の比率やハネの形が、わずかに異なることに気づきます。活字の元となる字母や、製版後の印刷作業等により、同じ文字の中にも、形の違いが生まれることを知りました。その表情に触れて、時のたつのを忘れるほど見入りました。』

今回の取材により、創業以来私たちが関わり続けてきた「きっぷ印刷」の歴史的価値と、今後も引き継いでいかなければならないという責任を改めて再認識いたしました。

 

鉄道ジャーナル4月号は全国の書店で販売されています。
ぜひご覧ください。