Column
コラム
創業以来約100年にわたって“きっぷ”印刷の技術を継承してきた山口証券印刷が、「“きっぷ”の良さを様々な形で伝えていきたい」
そんな想いで立ち上げたブランドがKumpelです。
「Kumpel」(クンペル)とは、近代印刷発祥の国・ドイツの言葉で「相棒」を指し、鉄道に、人々に、ともに寄り添い続ける存在でありたい、という気持ちを込めて名付けました。
2017年に社内のデザイナーによって立ち上げられ、創業当時から製造し続けている「きっぷ」をモチーフに据えつつ、紙や硬券を中心に様々な素材を用いた商品を企画しています。
本物のきっぷにも使用している、弊社独自調達の「硬券乗車券用紙」を用い、50年以上前から現役で稼働し続けている「プラテン」というドイツ製の凸版・活版印刷機や、現在では国内に数台しかないきっぷ専用の印刷機などを活用して商品を製造しています。
流行り廃りの激しい、競争の熾烈な文具業界ではありますが、多くの鉄道ファン・文具ファンのみなさまにご愛顧いただき、おかげさまで2025年5月をもって8周年を迎えることができました。
代表的な商品をいくつかご紹介させていただきます。
本物の硬券でできたメッセージカードで気持ちを伝えることができるこの商品は、2021年に「文房具屋さん大賞」「日本文具大賞デザイン部門グランプリ」を受賞し、それ以来のロングラン商品となっております。
「スタンプ帳」
表紙に本物の硬券乗車券用紙を使い、首都圏の路線図を凸版印刷で仕上げ、右上には1冊ずつ異なるナンバーが刻印されたたスタンプ帳。ブランド立上げ初期にリリースしたもので、こちらもロングラン商品となっております。
最近の売れ行きNo.1商品です。
東京メトロの路線ごとにデザインされた定規は色も路線に合わせたものとなっており、各駅の駅ナンバリングが目盛の役割も果たしています。東京メトロファンだけでなく文具好きな方にもご好評いただいており、中には全路線分まとめて買ってくださる方も。
鉄道グッズは世にあふれていますが、Kumpelではこれからも「今までありそうでなかった」デザインステーショナリーをどんどん世に送りだしていきますので、是非ご注目ください!
なお、Kumpelの商品は、直営のECサイト(https://www.kumpel-design.com/)で販売しているほか、神保町・秋葉原の「書泉」や大宮駅構内・秋葉原駅構内の「GENERAL STORE RAILYARD」、東京駅構内の「トーキョーみっつ!!!」、鉄道博物館内のミュージアムショップ「TRAINIART」、その他百貨店などでの期間限定ショップや、「紙博」「蚤の市」「文具女子博」といったイベントへの出展も行っているので、お近くへお立ち寄りの際はぜひ手に取ってみて頂きたいです・・!



